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世界遺産
世界遺産とは?
『世界遺産』この言葉は、1972(昭和47)年に採択されたユネスコの世界遺産条約(『世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約』)で登場し、顕著な普遍的価値をもつ、建造物・遺跡・景観・自然などの人類共通のかけがえのない資産をいいます。世界各地に残された貴重な遺産を保護し、次世代に継承していくことは、国や民族などを越えて、私たちが共通して取り組むべき重要な課題です。世界遺産はその内容によって次の3種類に分類されます。
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文化遺産
顕著な普遍的価値を有する
建築物、遺跡、文化的景観など-
嚴島神社
(日本)(提供:広島県) -
タージ・マハル
(インド) -
モンサンミッシェルとその湾
(フランス)
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自然遺産
顕著な普遍的価値を有する
地形や地質、生態系、
絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地など-
知床
(日本) -
イエローストーン国立公園
(アメリカ) -
グレート・バリア・リーフ
(オーストラリア)
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複合遺産
文化遺産と自然遺産の
両者の価値を兼ね備えているもの-
マチュ・ピチュの歴史保護区
(ペルー) -
アトス山
(ギリシャ) -
ロックアイランド群と南ラグーン
(パラオ)
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2024(令和6)年8月現在、文化遺産が952件、自然遺産が231件、複合遺産が40件、合計1223件が登録されています。
このうち、日本には文化遺産が21件、自然遺産が5件あります。